シンガポール出張!シングリッシュに慣れるためにしたことは?

語学習得

シングリッシュは聞いたことがありますか?

英語の単語だと想像がつくかもしれません。
これはシンガポールとイングリッシュを混ぜた造語になります。

2022年に長く続いていた海外出入国規制が緩和され始め、シンガポールへの出張が決まりました。私にとって2度目のシンガポールですが、まず頭に浮かんだこと、

シングリッシュを理解できるかな?

でした。シングリッシュとは、いわゆる英語のシンガポールなまりのことです。日本人が話す英語も日本なまりがあるとイギリス人に言われたことがあります。(私自身は気付いていませんが)

現地に友人がいますが、早口なのと独特のイントネーションがあり、始めは話している内容が半分も頭に入って来ず、フリーズしてしまいました。

仕事でそうなっては大変!と事前に慣れるためにどうしたら良いか考えました。

今回は、出張を前にシングリッシュに慣れるためにしたことを紹介します。

シンガポールのドラマ「Sunny Side Up」を観る

海外出身の友人に、日本語はどうやって学んだの?と聞くと、ドラマアニメを見て学んだと答える人が多いことを思い出しました。

  • 男はつらいよ(なかなか渋い)
  • GTO(大好きだった!)
  • 花より団子(マンガもいいね)

それぞれ好きなドラマをひたすら見て覚えたと言うので、私も試してみることにしました。

と言ってもシンガポールのドラマの知識は皆無。検索してみて最初に目に留まったのが「Sunny Side UP」でした。英語の意味は「目玉焼き」です。

なぜこの名前なのかは未だにわかりませんが、これが見始めると面白く、すっかりハマってしまいました。

ハマった理由は違う記事にて書いています。

内容が面白いだけでなく、目的としていたシングリッシュにも耳が慣れることができました。個人的に気付いたことは、イントネーションだけでなく、単語をはっきり話していること。

変に身構えていましたが、単語を聞き取ることができれば、難しいことはないと感じました。

シンガポールは中華系、マレー系、インド系の人々が共存している多民族国家なので、時々その国の言語で話されることがあります。

私は字幕を英語にして観ているので、その言語が分からなくても英語から意味を理解することができます。

もちろん全てがわかる訳ではなく、分からない単語を調べることで英語の勉強にも効果的です。

もしどこか旅行か出張へ行く際には、その国のドラマを観てみることをおすすめします。言語だけでなく、その国の文化も同時に学ぶことができるからです。

方言を学ぶ

ドラマを通して、学んだことはまだまだあります。

シングリッシュに抵抗を感じていた理由は、イントネーションだけではなかったのです。

シンガポール特有の単語や表現が入り混じっていることが一因だと発見しました。簡単に言うと「方言」です。

日本にも都道府県ごとにその土地で使われている方言がありますよね?新潟出身なので、新潟の方言を一部紹介すると、

なじら?  = どんな感じ?どんな具合?
「体調なじら?」= 体調はどう?おっかかる = 寄りかかる(休む)
「ちょっとおっかかる?」= ちょっと休む?あちさん  = よその人
「あちさんのものだよ」= よその人のものだよ
自然と発していた時に、県外出身の人には???だったことが何度かあります。おっかかるが標準語ではないとわかった時のショックは忘れられません。
このように、シンガポールにも方言なるものが多く存在していました。それが言葉のふしぶしに出てくるので、覚えることで抵抗を抑えられると思っています。
【例】
Okay lah : 大丈夫だよ
中国語の「了」の影響で、lah(ラー)は語尾につくことが多いです
日本語の「だよ」みたいなものMakan already? :ご飯はもう食べた?
Makan=食べるという意味のマレー語
シンガポールは多民族国家のため、その国の言語が自然に英語の中に入っていることがあります。
私は中国もマレー語も分かりませんので、もし理解できない場合は遠慮なく聞くことにしています。事前に学んでいると、「このことか!」とわかって楽しめるかもしれません。
実際にシンガポールを訪れた際に、ドラマの表現を耳にして一人でニヤニヤしていました。

定期的に聞いて、耳を慣れさせる

ドラマを観ることにつながりますが、一度聞いただけでは慣れることはできません。

定期的に聞いて耳を慣れさせておくことが大切だと思います。子育てをしているため、すきま時間でドラマを観たり、音だけ聞いて慣れるようにしました。

1週間何も聞かないと忘れるものです。ほんの10分でも!と割り切って聞き流すようにしました。

ドラマ「Sunny Side Up」の良いところは、1話が20分程と短いことです。日本のドラマは40分はあるので、時間を取って観たいですよね。

私は仕事の日のランチタイムに1話観たりしていました。1時間の休憩時間であれば、まだ40分は自由に過ごす時間があります。

どうしても気になる時は、2話分観てしまうほど。

毎日は難しくても、1週間に1度:20分間であればハードルはぐんと下がりますね。
楽しく続けられる方法を見つけると、それが自然と習慣化されてくると思います。

まとめ

以上が出張前にシングリッシュに慣れるためにしたことになります。

嬉しいことにまたシンガポールへ行く機会ができました。ドラマにハマったおかげで今でもシングリッシュは毎週聞いています。聞き取りが上達しているかを試すチャンスです。

完全に抵抗がなくなった訳ではないですが、「よしっ!聞き取るぞ!」と構えることはなくなりました。

まだまだ知らないことが沢山あり、毎回発見があります。思いがけず自分に合った学び方を見つけられました。合わない学び方を100通り以上経験しているので、嬉しい限りです。

これから旅行や出張へ行かれる方のお役に立てたらとても嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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