留学後に語学力が上がった理由とは?

語学習得

留学と聞くと、留学中にさぞ語学力が身についたのかな、と思いますよね?

私は遡ること2012年の夏から1年間イギリスに留学をしました。留学する前は期待の高さが天にも届くほどでした。帰国する頃には流暢に英語を話す自分を想像していたのです。

 

そして実際には、、想像とは裏腹に現実の厳しさ。

 

初日の授業の後は、長距離走を走った後のようにヘトヘトでした。全然わからず、頭痛がしたほど。1年間の留学生活でしたが、留学中に受けたTOEICは散々でした。

何のために留学したんだろうと泣きたくなるほど。日本では得難い経験はできたものの、果たして語学力が身についたかというと、それは自分の中ではNOでした。

 

この状態で帰国したことが恥ずかしくて、帰国後に猛勉強。留学中もしたはずなのに、なぜかTOEICの点数がぐんと上がりました。

今回は留学後に語学力が上がった理由をお伝えします。

 

明確な目標があった

留学後は、周りから「この人は英語ができるだろう」という視線が痛く、留学へ行ったことを知られたくないと感じる時期もありました。

 

しかし、ある目標ができてからは気持ちが切り替わりました。ふらっと立ち寄った国際プログラムのセミナーで、海外の仲間と船で交流するというもの。

 

これだ!と思いました。

 

仕事で英語を使うより、私は海外の人たちとコミュニケーションが取りたいんだと分かりました。

 

それからはそのプログラムへ参加するために英語を必死に勉強しました。まずは目に見えて成果がわかるTOEICで800点以上を目指しました。

 

時間があれば問題集を開いて、時間をはかって解く、そして次に続きますが「間違えたところを理解するまで読み解く」ことを繰り返しました。

 

その結果、100点以上あがり目標の800点超を達成しました。

 

留学中は「留学すること」が目標になっていて、その先の明確な目標がなかったために成長を感じられなかったと痛感しました。

 

英語を使って何がしたいですか?

仕事で使いたい
海外の人とコミュニケーションを取りたい
海外ドラマを字幕なしで理解できるようになりたい
英語の歌を歌えるようになりたい

 

それぞれ違うと思います。
何がしたいか、明確な目標があることで行動が変わります。

 

仕事で使いたいのであれば、ビジネス英語の習得が必要です。

 

海外の人とコミュニケーションを取りたいのであれば、海外ドラマをみて会話で使われるフレーズを覚えたり、テンポを学ぶのも大事でしょう。声に出すことで自分の体にしみ込ませるといいと思います。

 

海外ドラマを字幕なしでも理解できるようになりたいのなら、実際にみて、わからない単語は調べて、フレーズを覚えての繰り返しをしてみる。

 

英語の歌を歌えるようになりたいのでれば、歌詞をみながら何度でも繰り返して歌ってみる。真似てみる。英語は日本語の歌と違って一つの音符に沢山の単語が入るので、口が絡まる感じがしますが、練習するにつれてコツが掴めると思います。

 

そもそも英語と日本語は作りが違う(当たり前ですが)

何度も繰り返すとその基本に気付けました。

 

私は「プログラムに参加して海外の人とコミュニケーションを取りたい!」という明確な目標がありました。

 

申し込み書にかけるようにTOEICを勉強しましたが、その他には海外ドラマをみてブツブツ声に出して真似ていました。

 

プログラムへの参加が決まった時は飛び上がりました!

 

明確な目標があったからこそ語学学習を続けられて、それが成果に結びついたと確信しています。

 

わからないところは理解するまでとことん突き詰めた

前の明確な目標のところで述べましたが、問題を解いて間違えたところや曖昧に解答して当たっていたところは、理解するまで解説文を読み込みました。

いままでは「わかったつもり」で終わっていたのです。

 

こちらの文法を、例えを用いて説明できますか?

名詞を修飾する語は形容詞
動詞を修飾する語は副詞


意味はわかっていました。でも人に説明できるか、実際に話す時に使えていたかと問われると疑問でした。


余談ですが、帰国後に英語を学びなおして、日本語も上達したように感じます。日本語って文法を意識して話していますか?

今まで意識していなかった文法を、母国語である日本語でも考えるようになったのです。

 

きれいな花   きれいな=形容詞
きれいに咲く  きれいに=副詞

 

これは簡単な例ですが、理解するってこういうことか!と遅すぎですが実感しました。

 

話は戻って、理解してから次に進むことは、問題を解く時間の倍以上時間がかかりますが、
結果的に自分のものになる点では近道だと思います。

 

話す時や文章を書く時にも大切になってきます。

 

この「理解するまで読み解く、調べぬくこと」は語学向上を問わず、何かスキルを身につけたいときなど全てに当てはまりますね。

 

楽しくなければ、別のことを挑戦し続けた

人それぞれ好みが違うように、その人にあった勉強方法がありますよね。

 

留学中はこれをすると英語が伸びる!など周りの情報を鵜呑みにして、楽しくもないことを続けていたり、自分には合わないのに続けていたりしていました。

 

合わなかったのは、「分からない単語を英語の辞書で調べる」でした。
当たり前ですが、説明文が英語なので当初の私のレベルでは理解できるはずがありません。

 

余計に???になるだけでした。でもそれが伸びる学習法だと信じ込み続けましたが、頭に入らないのは当然です。楽しくないし、むしろ苦痛だったからです。

 

留学中はある意味、非日常なので冷静に考えることができなかったのかな。(自省)

 

正直、「合わない=楽しくない」が学習が多かったです。つくづく面倒な性格だと思いました。

私が楽しい!と思えたことは実際に人とコミュニケーション(会話)をして習得することでした。

Oxfamというチャリティーショップで週に一回ボランティアをしていました。小さなお店でしたが、スタッフやお客さまと話して得た英語が一番役立っている気がします。

日本に興味を持ったお客さまとアニメの話や日本食の話で盛り上がり、英語で説明できるようになるために日本文化を調べることもしていました。

楽しい!は続けられます。

 

それが自分に合った習得方法です。周りのおすすめや義務でしていることは、楽しくないし続きません。「ねばならない=must」という概念は捨てて、もし楽しくなければ、別のことに挑戦し続けて自分に合ったものを見つけることを強くおすすめします。

まとめ

私のように留学後に語学力が上がった人は少ないかもしれません。留学中に努力して成長を成し遂げた方が多いと思います。

帰国後にしたことを、留学中にしていたらよかったと悔やむ時もありますが、この経験があるから今回お伝えできたのだと思います。

留学後に語学力が上がった理由

明確な目標があった
わからないところは理解するまでとことん突き詰めた
楽しくなければ、別のことに挑戦し続けた
少しでも参考になったら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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