ラオスで出会い、日本で再会、次はフランスで!?

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皆さんは旅先でつながった出会いはありますか?

旅先での出会いは、まさに「一期一会
そこからつながることもあれば、その場限りでもあります。大抵はその場で終わってしまうことが多いのではないでしょうか。

今はSNSで世界中の人とつながれる時代ですね。私はそのおかげで、一組の最高にクールなフランス人カップルと友人になることができました。

出会いはラオス

2016年、出会いはラオスの小さな食堂でした。

ほんの10人程の客席のお店で、隣に座っていたのがそのフランス人カップルでした。私の姉と同じ年代でしょうか。

友人とラオスを訪れていた私は、ピリッと辛いカレーとビアラオ(美味しい!)を楽しんでいました。

今思うと、観光ブックには書いていないそのお店を選び、偶然隣り合わせになったのは運命だったのかもしれません。雰囲気から「地元の食堂」を感じさせ、吸い込まれるように店内に入りました。

隣からは英語でもない、アジアの言葉でもない言葉が聞こえるなとちらっと見ると、女性とばっちり目が合ってしまいました。内心「はっ」と思いましたが、ビアラオで心地良くなっていた私はニコッと微笑みました。

すると英語で「どこから来たの?Where are you from?」と話しかけてくれました。

それからその女性Barbara(バーバラ)は、とても気さくに、男性Thierry(チェリー)とフランスから旅行で来たこと、日本へ行きたいと思っていることを話してくれました。

その時はこの出会いがずっと続くとは思っていませんでしたが、日本へ来るときは連絡してね!とメールアドレスを書いたメモ紙を渡しました。なぜFacebookなどではなかったのか、思い出せません。

バーバラも小さな紙にメールアドレスを書いてくれました。
そして、それぞれが引き続きラオスでの旅を楽しむために店を後にしました。

帰国時、空港でまさかの再会を果たしました。搭乗を待っていると、「よっこー!」と話しかけられ、驚いて振り向くとバーバラとチェリーが笑顔で手を振ってくれたのです。偶然ではなく必然。

次は日本でねー!と手を振りました。

メールからWhatsAppへ

帰国後は忘れないうちにバーバラへメールしました。今しなければこの先もしないと思ったのと、また会いたいという気持ちが強かったからです。

バーバラは数日後に返信してくれました。何とも言えない嬉しい気持ちで満たされ、フランスに友人ができた!と心が躍りました。

メールのやり取りを数回して、やはりSNSの方が気軽に連絡し合えるなと思い、WhatsAppという日本ではLINEのようなものでコンタクトを取るようになりました。

ある日、嬉しいメッセージが!

日本へ行くよー!

本当だったんだ!!ラオスで日本へ行きたいと言っていたけど、それはよく言う社交辞令かと思っていた私はそれはびっくりしました。

5秒後には再開できる喜びが勝り、東京と鎌倉で会うことになりました。

出会いに感謝

日本で再会

ラオスで会った翌年の2017年に日本で再会を果たしました。こんなにすぐ会えるとは!

東京の居酒屋で私の友人も一緒に食事をし、私の姉と姪、甥と共に鎌倉を観光しました。楽しくて時間があっという間に過ぎたことしか記憶にありません。

何を話したかな?

バーバラもチェリーも日本に興味があり、たっくさん質問してくれました。恥ずかしながら、そのうち正確に答えられたのは幾つでしょうか。

英語力の向上よりも、日本のことをよく知る必要があることを痛感しました。特に政治に関することは白紙状態です。もっと関心を持ち自分の意見を持たないとな、と気づかせてくれました。

自信持って話せたのは、食文化くらいです。

二人には名前の入った箸をプレゼントしました。フォークとナイフ文化のフランスでは使わないか、と思いつつも「飾っておくだけでも」と贈ったところ、とても喜んでくれて帰国後にその箸でお寿司を食べる写真を送ってくれました。

Merci beaucoup(メルシー ボクー)!

次はフランスで

日本で別れる時は、「次はフランスでね!」と約束しました。

帰国後はお互いの誕生日やクリスマスにメッセージを送り合っています。私自身のビッグイベント娘と息子が産まれた時はすぐさまに報告しました。

フランスに住む家族に連絡するように

SNSでつながっていると違う国で生活している感じがしませんね。実際の距離は遠いが、心の距離は近い感覚です。

二人は旅が好きで、旅先の写真を送ってくれます。マレーシアへも行っていました!ツインタワーを背景に写真が送られてきた時は、今すぐ飛びたくなったのを覚えています。

一期一会

ラオスで出会って今年で7年。
この先もずっとつながっていたいです。まずは約束を果たしたい!

2024年にはフランスで夏のオリンピックが開かれます。そこで会えたら最高です。

振り返ると、ラオスで恥ずかしがらずに英語でどんどん話しかけてよかった。
話せないからとそこで会話が終わっていたら、日本で再会することもなかった。

出会いは人生を豊かにしてくれる

よく聞く言葉ですが、それをしっかり噛み締めることができています。

私にとって旅は何が起きるかわからないワクワクするもの。
皆さんの体験も聞いてみたいです。

やっと以前のように海外へ行ける状況になってきました。皆さんも旅先で素敵な出会いや体験がありますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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