野菜を収穫したことはありますか?
「人参」が土の中で育つことや、「トマト」がどのように育っているかはイメージがわくと思います。
では、収穫の方法はご存知ですか?
私自身は田舎出身で、小さい頃から畑仕事の手伝いをしていました。季節ごとに野菜や果物の収穫を手伝いを頼まれ、その時はいやいやしていましたが、今では貴重な経験だったなと気付きます。
マンション暮らしでは、なかなか野菜を育てたり、収穫したりする機会はありません。今年ついに家庭菜園を始め、その楽しさを実感しました。子どもたちも育てる楽しさを得たようです。
今回は、娘が野菜(にんじん・だいこん)の収穫を体験する機会を得たので、その様子をお伝えします。また、体験から得られる効果もお伝えします。
事前の会話で学べる→好奇心が高まる
もともと好奇心が旺盛な娘は、絵本が大好きで普段からよく読んでと言ったり、自分でじっくり読んだり(眺めたり)しています。
図書館と保育園から借りているので、月に20冊以上は読んでいます。
その中でも野菜や果物が出てくる絵本は、好きな分野の一つで「おいしそうだね」「これ、この前食べたね」など会話しながら楽しんでいます。
にんじんとだいこんの収穫体験が近づいてくると、
「どういう風にできているの?」
「何本抜いていいの?」
など好奇心がぐんぐん高まっていることが分かりました。
お店に並んでいるのを見たことはあっても、どんなに絵本などで知識はあったとしても、実際に収穫しなければ分からないことって沢山ありますよね。
大人でも言葉では教えられても、体験したことがなければ、野菜を抜くときのコツや抜けた時の感覚は伝えられないと思います。
会話を通して好奇心が高まっている娘を見て、わくわくする気持ちっていいなと感じました。
だいこん収穫「重い!!!」
当日、会場について初めて軍手をはめた娘は少し緊張気味。
畑に入ってもどれがだいこんで、どれがにんじんか分からない様子でした。確か土に埋まっている状態の野菜は、絵本には滅多に出てきませんね。
親も発見することばかり!
スタッフの方が手伝ってくれ、だいこんを葉の根本から抜こうとしても、なかなか抜けません。
重い!!!
確かに葉が立派なので、さぞだいこん自体も立派なのかと思ったら、体調50cm程もある立派すぎるだいこんでした!
こりゃ、4歳の子どもには大変だ!しかも初めての体験。それでもスタッフの方と一緒にがんばって抜けた時の娘の表情がキラキラ輝いていました。
わぁぁぁ!!!
一人では支え切れないほど、ずっしりと重い立派なだいこん。娘は達成感で自信に満ちた顔をしていました。
自宅に帰って薄く切ってそのままで食べると、水分たっぷり、みずみずしくて甘い。おいしい。
採れたてはこんなにも甘味があっておいしいんだと感動しました。
にんじん収穫「楽しい!!!」
だいこんの次はにんじんです。にんじんは完全に一人で収穫することを目指します。
果たして4歳の娘は無事に抜くことができるでしょうか。
そばで見守っていると、始めは苦戦していましたが、5秒後にはスルッと抜けて鮮やかな色の人参が顔を出しました。
抜けた!!!(本人もびっくり!)
一人で抜けたことが嬉しかったのか、収穫後のポーズをしてアピールする姿が微笑ましい。
にんじんは2本収穫できるので、もう一度チャレンジ。
コツを掴んだのか、2本目はすんなりと抜くことができていました。子どもの学習能力は素晴らしいな。惚れ惚れします。
家に帰ると、夫に「自分で抜いたんだよ!」と嬉しそうに報告していました。
子どもの頃は当たり前だった環境が、本当に恵まれていたと実感せざるを得ません。娘にはこれからも積極的に体験をさせてあげようと思いました。
体験から得られる効果
収穫を通してどのような効果が得られると思いますか?
収穫体験や農業体験は子どもの発達にポジティブな影響を与えるそうです。
収穫、農業体験といった自然体験が豊富な子は、「自己肯定感が高い」という調査結果を発表する専門家もいます。
また、社会性が育まれる効果も期待できるとのこと。
(文部科学省|青少年の意欲をめぐる現状と課題|直接体験の少なさより)
今回の野菜収穫体験から、自分でできたという自信を感じることができたため、これからも積極的に自然体験を取り入れていこうと思いました。
まとめ
以上、娘の初の野菜収穫体験の様子をお伝えしました。
「百聞は一見にしかず」と言いますが、「百聞は一体験にしかず」だと分かりました。
体験にこそ多くの学びがあり、得られる効果が絶大である
私自身も学びが多い体験でした。娘の楽しむ顔や喜ぶ顔を見るのは嬉しいものですね。
今後もさまざまな体験を通して成長していってほしいです。その環境を与える役目は親にあり。私も日々アンテナを貼っていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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