マレーシアには4つの日本人学校があります。クアラルンプール、ジョホールバル、ペナン、コタキナバル(ボルネオ島)の4カ所です。
今回は、ペナン日本人学校を見学した様子をお届けします。
日本の学校をそのままペナンに引越しさせたような印象でした。小学生と中学生が通っていて全体で130名程の小規模学校なので、学年を越えての交流もあり、仲が良いとのことです。
ペナン日本人学校について
住所:140, Jalan Sungai Pinang, George Town, 10150 George Town, Pulau Pinang, Malaysia
電話:+60 4-281 2685
元教会の跡地に1974年設立ということで、約50年の歴史があります。
私立校であり、ペナン日本人会が運営しています。入学には日本人会に入会する必要があります。
少し建物は古く感じましたが、施設内の環境は日本と同様の印象でした。
図書館や図工室、音楽室などもそろっています。
見学までの流れ
ホームページに記載されているメールアドレス(pjs@mypjs.edu.my)へ連絡し、見学希望日時を3つほど提示しました。
メールで記載した内容は以下のとおりです。
氏名、連絡先、電話番号、題名(学校見学について)、メッセージ(見学を希望すること、希望日時など)※日本語です。
翌日に返信があり、見学日時が決定しました。
実際に学校を見学してみて
当日は教頭先生が対応してくださいました。夏休み期間というのと、選挙前で選挙会場のため通常はないテントがあったりと少し雰囲気は異なるようでしたが、「日本の学校だな」という印象です。
学校要覧という冊子をいただけるので、年間行事や使用教科書などの詳細は後からでも確認できます。
教室には時間割や学校教育目標が貼られていて、小学校や中学校時代を思い出しては懐かしくなりました。
人数が少ないため、机の間隔も教室自体も広く感じられました。窮屈感は全くないため、開放的な空間で学べる環境だなと感じました。

体育館
体育館は日本の体育館そのもの。プールやグラウンドもあり、予想以上に広々していました。

図書館
メリット
日本と類似のカリキュラムで学べる
日本語能力の維持と向上を図れる
学年を越えて縦のつながりを持てる
日本に帰国する場合には、抵抗が少なくて済む
インター校との交流などマレーシアならではの活動が楽しめる
デメリット
英語の授業はあるが、基本的に日本語のため、英語の取得は自身の勉強が必要になる
マレーシアにはいるが、日本人との交流が多くなる
給食はなく、お弁当を持参
交通渋滞のため、送迎の際に遅れる可能性がある
※バスでの送迎あり。費用がかかります。
見学を終えての感想
想像以上に日本と同様の環境が整っており、変わらない環境で学べると感じました。
日本で提供されている給食がないことは残念ですが、日本人会の有志によるお弁当の手配、配達もできるそうなので、上手く活用すれば親御さんの負担も減らせるかと思います。
給食だ大好きだった身としては、子どもが「日本の給食」を経験できないのは、少し残念に思う気持ちは抑えられません。
環境面ではのびのびと学べそうだと思いました。
子どもの教育を考えると、何を優先するかが大事になってきます。
見学することで日本人学校、インター校それぞれの魅力や検討内容が見えたので、非常に良い経験でした。
これからマレーシア、もしくは海外での教育移住を検討されている方にとって、少しでも参考になればとても嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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